なぜ脂肪がついてしまったのか?
ポッチャリした自分のお腹を鏡で見て、
「どうしてこんなに脂肪がついてしまったのだろう?」と思った事はありませんか?
脂肪は、理由も無しに勝手にムクムクと膨らんでくるものではありません。脂肪がついてしまった事には、必ずそれなりの理由があるはずです。
それでは、なぜ脂肪がついてしまったのでしょうか?
脂肪がついてしまう原因には、
・運動不足によるもの
・食生活によるもの
・体質によるもの
・加齢によるもの
等が考えられます。
運動不足によるもの
文字通り運動が不足しているのです。いくら食べ過ぎたとしても、その分運動して体を動かしていれば、脂肪はどんどん燃焼されて体につく事はありません。
食生活によるもの
なんと言っても食べ過ぎです。
腹八分目くらいで我慢できずに、常に満腹になるまで食べていると脂肪がつくのは当たり前です。
また、脂っこい物やカロリーの高い物を中心とした食事をしていても、脂肪はどんどんついていきますね。
体質によるもの
親から受け継いだ遺伝的な事が原因と言えるでしょう。
親が肥満体質でしたら、あなたもその危険性があると考えて下さい。
加齢によるもの
「今までと同じ量しか食べていないのに、最近脂肪がついてきたなぁ」、と感じることがあります。
理由は、年齢を重ねると疲れやすくなったり、面倒くさくなったりして、活動量が減ってしまいます。
それなのに、若い頃と同じ量を食べていたのであっては、消費されるエネルギー以上のカロリーを摂取してしまう、という事になるわけです。
最近では、サルコペニア肥満という言葉も出てきており、高齢者の肥満が問題視されるようになってきています。
脂肪燃焼のメカニズムとは?
脂肪を少しでも減らしたいと考えてはいても、その脂肪を燃焼させるメカニズムをきちんと理解していないと、効果的に脂肪を減らす事は出来ません。
それでは、脂肪燃焼のメカニズムを説明していきましょう。
まず、体の中に蓄積されている体脂肪は、運動を行う事によりそのエネルギー源として燃焼します。燃焼するまでの流れとしては、
運動を行う事で体温が上昇し、血糖値が下がる
血糖値を安定させようとするホルモンの「グルカゴン」が分泌される
このグルカゴンから指令を受け、脂肪を分解する酵素「リパーゼ」が活性化されて、体脂肪を「脂肪酸」と「グリセリン」の2つに分解する
分解された脂肪酸が血液の中に入ると、「遊離脂肪酸」となり、全身の筋肉に運ばれて運動エネルギーとして消費される
このようにして、体の中の体脂肪は燃焼していくのです。
ただ、私達の体の中には、糖分と体脂肪という2つのエネルギー源があって、通常運動エネルギーとして使われているのは糖分の方です。
この事から、体脂肪を燃焼させる為には、まず糖分をエネルギーとして使い切り、その上でさらに体脂肪を燃焼させる為に、一定時間以上の運動が必要となってくるのです。
また、せっかく体脂肪が遊離脂肪酸に分解されても、運動エネルギーとして燃焼させる事が出来なければ、また元の体脂肪へと戻ってしまう事も覚えておいて下さいね。
体脂肪を減らすために適した運動とは?
身体の中に蓄積されている体脂肪を、効率よく減らす為には、やはり、運動を行う事が一番の近道です。
だからと言って、やみくもに体を動かせばいいと言う訳ではありません。体脂肪を減らすのに適した運動をする事によって、より効率的に減らす事が可能となります。
それでは、一体どんな運動をすると効果的に体脂肪を燃焼させる事が出来るのでしょう。
有酸素運動
よく言われているのが、「有酸素運動」を行う方法ですね。
運動は有酸素運動と無酸素運動とに大きく分けられていますが、有酸素運動とは酸素を体の中にとり入れながら行う運動の事です。
例えば、ウォーキングやジョギング、エアロビクス等が挙げられます。
反対に、無酸素運動とは、有酸素運動のように酸素を必要としない運動の事です。
例えば、筋力トレーニングなどの重たいダンベルを持つような呼吸を止めて行う運動は、無酸素運動と言えるでしょう。
有酸素運動の特徴は、運動している最中に直接脂肪を燃やす事が出来る事にあります。
ただし、燃焼させる為には体内にある糖分を先に使い切る必要がある為に、10〜20分以上運動を続ける必要があるので注意します。
ゆっくりと行う有酸素運動は、身体の循環機能や脂肪を燃焼させる機能を向上してくれます。
景色を見ながらのウォーキングや会話をしながらの軽いジョギングでも、脂肪を燃焼させる効果は十分にあります。
お年寄りや運動が苦手な人でも、体脂肪が気になったら是非有酸素運動にチャレンジしてみては如何でしょうか。
体脂肪を減らすのにオススメの有酸素運動
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